『ぼくのすむまち』
※タイトルロゴおよびゲーム内の画像は神無月サスケ氏の了解を得て使用しております。無断転載厳禁です。
有名なフリーゲームで「ムーンホイッスル」というゲームがあるのですが、その作者である神無月サスケさんが、携帯用のゲームとして作ったのが、この『ぼくのすむまち』です。
全6話あり、一話ごとに物語が違うので、どの話から始めても楽しむことが出来ます。
現在、ブラック・ウルフさんの手により、第2話まで移植されています。
神無月サスケさんのホームページ→http://www.moonwhistle.org/
ブラック・ウルフさんのブログ→http://b-wolf.seesaa.net/
それでは、今回は第1話をご紹介させて頂きます。
ゲームをプレーするのに必要なRTP→http://www.famitsu.com/freegame/rtp/vx_rtp.html
第1話のダウンロード先→http://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se446346.html
第1話「いじめを吹き飛ばせ!」
(プレイ時間:1時間〜2時間)
【ストーリー】
舞台は90年代のような日本。
主人公の「はじめ」は、顔が気持ち悪いという理由だけで友達からいじめられています。担任の河内先生はそのことを知っていても見て見ぬフリ。そんな「はじめ」にも、ようやく「まどか」という友達が出来ます。
二人は、自分達だけの居場所を見つけようと、下水道の先にあるという楽園を探しに行きます。しかし、下水道の前には、すでにクラスのガキ大将達が集まっていました。
「お前達は入れてやらない。さっさと、どっかいけ!」
「この場所は、今日は俺達の貸切だ!」
仕方なく、その日は家に帰って二人で宿題をやります。
次の日・・・
なんと、昨日下水道にいたガキ大将が行方不明になっていたのです!
クラスの友達は誰も助けに行こうとしない・・・
先生も屁理屈をこねて助けに行こうとしない・・・
「私達が今から下水道に行きましょう!」
そう決心した二人は、下水道へと向かうのでした・・・
【ざっと感想】
「いじめと仲直り」というシンプルなテーマを、1時間〜2時間の枠に収めた、手軽に遊べるRPGです。手軽とはいえ、そこはサスケさんの作品。サスケさんのエッセンス
がギュッと凝縮されています。
例えば、ゲームを始めてすぐに、こんなことを質問されます。
「……ときにプレイヤーのあんた。おまえ今幸せか?」
・・・いやぁ、なかなか凄い質問だ(笑)
企業が作るゲームでは、なかなかこういうこと出来ませんよね。でも、フリーゲー
ムだったら、それが出来る。ここがフリーゲームの良さですね。
僕は、こういうゲームを本当に貴重だと思います。今の世の中、ハリウッド映画のようなドカーンバシャーンな映画がすぐに流行ったり、映像が鮮明なだけのゲームが売れたりしますが、こういうゲームこそ今の世の中に本当に必要なんだと思います。
いじめをする人がいる・・・でも、その人と仲直りする。これは、至ってシンプルなことなんですよ。
ちょっと子供がクラスメートにいじめられたからってすぐに親が学校に乗り込んで教師を説教するなんて論外ですし、なにかの被害にあったからって、すぐに相手を訴えて白黒はっきりつけようとするのも間違っていると思います。
人間は、間違えます。
間違えたらあやまり、あやまられた方は許してあげる・・・これだけで充分なんです。
んー・・・いつの間にか自分のいじめ論みたいになってしまいましたが(汗)、つまりこういった内容が凝縮されたゲームということです。詳しい内容はプレーしてからのお楽しみということで・・・次は戦闘についてお話します。
【絶妙な戦闘バランス】
そう・・・絶妙なんです(笑)
サスケさんの作るゲームは毎度戦闘バランスが凄く練られていますが、今作でもそれは健在です。
攻撃でゴリ押しするだけでは勝てません。敵を眠らせる技や、敵のすばやさを下げる技などを使い、戦闘を有利に進めましょう。特殊効果のあるアイテムを装備することも、戦闘を有利に進めるコツです。
また、今作では、ドロップかん(HPを何度でも回復出来るアイテム)が登場していたり、回復アイテムがたくさん手に入るので、普通にプレーしていれば、まずゲームオーバーになることは無いと思います。
【その他】
●マップは必要最低限の広さなので、一度覚えてしまえばほぼ迷うことは無いと思います。また、要所にワープポイントがあるので、一度行った場所には簡単に移動することが出来ます。
●「星の砂」「ドンパン」などのムンホイお馴染みの技が多数登場するので、ムンホイをプレーしたことがある人にとっては、凄く戦闘が進めやすいと思います。逆に、ムンホイをプレーしたことが無い人は、このゲームで技名を覚えれば、ムンホイの戦闘が進めやすくなると思います。
まあなんだかんだ書きましたが、要するに・・・
やれ!
以上です(笑)
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